雲上私記

――雲上私記は、雲上回廊のコンテンツの一つです。
――管理人は瑶/秋山真琴。アンテナ
1984 | 08 |
2004 | 05 | 06 | 07 |

2004-07-11

 一週間以内に書きますと言いつつ、まるで書けてません。

 頑張れ自分。

 続きは一週間後に。

2004-06-18

 萌えの一例。

[]第五回「このライトノベルがすごい!がすごい」 07:24

 案外に萌えと文学とは、感覚的観念的な何かであるという点において似通っているのかもしれない。例えば文学の場合、天性の才能で持って鮮明な小説内世界を描きうる作者がいる一方、先人たちが脈々と紡いできた文学を研究して何とか文学を書こうとしている作者がいる。同じように萌えも、半ば本能的に理解し、それを文面に現すことのできる作者と、それが何であるか研究を重ね、なんとか表現しようとしている作者がいるように思える。

 分かりやすい例で言えば、『大唐風雲記』でデビューした田村登正だろう。50代で第八回電撃ゲーム小説大賞を受賞した田村登正は、デビュー作をシリーズ化し三作目まで書いた後、『ブラックナイトと薔薇の棘』という作品を書いた。この作品は言ってみれば「おじさんが頑張って若者向けの作品を書いたもの」というもので、非常に味わい深い。彼の他には高橋弥七郎や渡瀬草一郎も挙げておきたい。どちらもデビュー作の他に始めたシリーズにおいて、極めて意識的に萌えを盛り込んでいるように見える作者である。

 萌えを分からない人でも、それを研究することで作中に盛り込めることができるのではないか。萌えとは一部の人間だけが特権的に理解できるものではなく、むしろ手段や方法論なのではないか。と、問いを立てたところで、具体的に萌えの一例を取り上げてみたいと思う。

 秋山が考えた萌えの一例は――勝気なヒロインとそれに引っ張られる主人公、という式。

順位――題名――投票数

3 撲殺天使ドクロちゃん 22

10 涼宮ハルヒの憂鬱 14

24 先輩とぼく 11

26 アリソン 2 真昼の夜の夢 10

35 半分の月がのぼる空 Looking up at the half-moon 8

35 GOSICK-ゴシック- 8

49 護くんに女神の祝福を! 6

60 9S 5

78 灼眼のシャナ 5 4

『ドクロちゃん』『ハルヒ』『シャナ』の三作が頭にあって、それと似たようなパターンを持つ作品を、上位百位内から選んでみたが意外に少ないし、順位も低い。あるいは、投票者の方にマイナーな作品を選ぼうという意識があって、『アリソン』『護くん』『シャナ』あたりは敢えて外されたのかもしれない。

「勝気なヒロイン&弱気な主人公」から、ヒロインと主人公という区分を抜き去り、ただ単に登場人物の誰かが誰かに何かを強いることができる関係が入っているとすれば、もう少し増える。例えば佐山&新庄の『終わりのクロニクル』であるとか、水前寺&浅羽の『イリヤの空、UFOの夏』であるとか。もっとも、佐山と新庄の掛け合いが萌えと言えるかもしれないのに対し、水前寺と浅羽のそれは萌えとは遠いだろう。

 この誰かが誰かに強いる関係は、読者の欲求――強いたい強いられない、という欲求に呼びかけるのかもしれない。仮にS願望を持っている人ならば『終わりのクロニクル』は面白く読め、M願望ならば『ハルヒ』が面白く読めるのかもしれない。とかなんとか。

 続きは一週間以内に。

2004-06-09

 今日は上位十作の話を。

[]第四回「このライトノベルがすごい!がすごい」 13:27

 トップテンの中で今なお未読なのは、九位にランクインしている『銀盤カレイドスコープ』のみ。そこで今日はこの作品を除く十一作についてあれこれと主観的に語ってみよう。

秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』電撃hpにて連載された短編連作集。秋山瑞人というのは元々、電撃文庫の川上稔や古橋秀之と同じく、熱狂的なコアなファンを持つ作者だったのだけれど、この作品で一躍有名になった気がする。セカイ系のひとつに加えられたり、こつえーこと駒都えーじがイラストを担当したり。2003年を代表するライトノベルと言ってもいいのではないだろうか。

高野和『七姫物語』割愛。

おかゆまさき『撲殺天使ドクロちゃん』電撃hp誌上で高畑京一郎が落とした分を埋めるために投入され、電撃hp小説短編賞応募作品。インタビューその他より作者がわりと真面目な人間だと知られているが、作品は電波。

川上稔『終わりのクロニクル 』世界観のみを共有する都市シリーズをデビュー以来書き続けていたが、このたび萌えなイラストと分かりやすいストーリィ&展開で新シリーズを始めることに。分かりやすくない上に、ひたすら分厚いけど。

冲方丁『マルドゥック・スクランブル』冲方先生の本領発揮。満を持しての登場、ライトノベルに限らず2003年のトップテンに入っていても不思議でない。

西尾維新『きみとぼくの壊れた世界』脱格系、ジャンルX、きみとぼく本格、壊れた世界、セカイ系、それらをまとめあげて一つの作品に注ぎ込んだ労作。萌えもあるし、研究目的としても面白い。

成田良悟『バッカーノ!』映画風に切り替わる視点、意外な真相。エンターテイメントを意識しており、作者がやや電波。

西尾維新『ヒトクイマジカル』カバーが秀逸。

川上稔『終わりのクロニクル』割愛。

あざの耕平『Dクラッカーズ』ジャンキーがわらわら出てくるアクション小説。最終巻一歩手前およびそのもう一歩手前の盛り上がりは、ありえないほど。

谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』角川スニーカー大賞、久々の大賞受賞作。イラストレイタ、いとうのいじ。

 まあ、多分に主観的ですが軽く流してみました。どの作品も、質も量も申し分ないし、話題性もあったしあるし、この中に入っている作品は読んでもいいんじゃないでしょうか。

 続きは一週間以内に。

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2004-06-05

 後、十分で授業が始まります。

[]第三回「このライトノベルがすごい!がすごい」 12:52

 今日は一般枠の集計結果に関して。関連サイトの方では、途中経過などが見れて、人によってはそれを参考にしてから投票したりもしたそうです。

1位 イリヤの空、UFOの夏 その4 (電撃文庫秋山瑞人) 51票

2位 七姫物語 第2章 世界のかたち (電撃文庫/高野和) 23票

3位  撲殺天使ドクロちゃん電撃文庫おかゆまさき) 22票

3位 AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 1<上>(電撃文庫川上稔) 22票

5位 マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust-排気(ハヤカワJA文庫/冲方丁) 21票

6位 きみとぼくの壊れた世界(講談社ノベルス西尾維新) 20票

7位 バッカーノ! 1931 The grand punk railroad 特急編(電撃文庫成田良吾) 19票

7位 ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹(講談社ノベルス西尾維新) 19票

9位 銀盤カレイドスコープ vol.2 フリー・プログラム:Winner takes all?(スーパーダッシュ文庫海原零) 16票

10位 AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 2<下>(電撃文庫川上稔) 14票

10位 Dクラッカーズ7-2 王国-a boy &a girl- 14票

10位 涼宮ハルヒの憂鬱 14票

 一位、および三位以下は順当な結果ではないかと思います。人気シリーズで今もなお連載されているのは、一巻や二巻が多くランクインし、完結したものはその最終巻がランクイン。一位の『イリヤの空、UFOの夏』や『Dクラッカーズ』などは後者の代表ではないでしょうか。長らくシリーズを追ってきた読者にとっては、記念すべき作品かと思います。

 注目すべきは二位の『七姫物語』。この一冊は、自分も限定枠の方で挙げたもので――実を言うと、すごい認知度の低い作品だと思っていました。同期の成田良悟が現時点において八冊も上梓しているのに対し、高野和は僅か二冊です。内容は堅実で魅力的ではあるもの、今ひとつ地味だし、イラストも魅力的ではあるものの、直接的に萌えというわけでもない。一般枠でのランクが低いことだろうと見越して、限定枠の方で挙げたのですが……いやいや、意外な結果です。

七姫物語』は思うに小野不由美の『十二国記』的な作品で、今まではどちらかと言うと女性に人気があるのではと思っていました。が、男女別に小説投票数ランキングに目を向けると、女性部門では6位という微妙な位置づけ、それでは男性部門は目を転じるとこちらも7位という曖昧なところ。けれどそれが総合では二位に上っているわけで、実に興味深いです。

 続いて年齢別に見てみました。11~20歳部門では僅か2票で35位、21~30歳部門では跳ね上がって8票で4位、31~40歳部門では3票に落ちたけれど1位という風になっています。これに年齢不詳の4票で1位を足してやれば全部で……あれ? ええと、17票? おかしいな、23票に届かない。計算を違えたか、それともリストに誤りがあるのか……ふうむ。

 とりあえず、授業に出ます。

 続きは一週間以内に。

2004-06-02

 既に各所からリンクされている……迅速だ。

[]第二回「このライトノベルがすごい!がすごい」 14:19

 裏事情を知らないので、そうとは言い切れないのだけれど、おそらく作家や批評家の限定枠&コラムは、メールで打診して勝ち取ったものだと思う。まずは、その点。次いで接触予定サイトのリンクを作ったこと。このふたつはどちらも地道な作業だから、正直、誰でも行えることなんだけれど、少なくとも自分が知る限りは誰も挑戦したことがなく、「このラノ」が初めて。

 数えてみれば協賛サイトは53件あった、限定枠は42件。協賛サイトの中には、秋山が運営している雲上回廊のように、接触予定サイトに挙げられていたので掲示板に一言だけ書き込んで、サイトにバナーを貼ってみたらいつの間にか協賛に加えられていた、と言うようなのもあるだろうから、全ての協賛サイトがそんなに「このラノ」に対して積極的であるとは限らない。多分、53件の内10件くらいではないだろうか。例えば単純に数で考えてみるとして、限定枠で2000文字以上書いている人は42人の内13人、4000文字以上は4人、6000文字以上は1人。……余談だが、秋山は100文字ぐらいしか書いていない。こういう空気読まないタイプは、えてして全体のテンションを落としたりする。

……ああ、今、はじめて限定枠にも集計結果があることに気づいた。ふむ、一位が『七姫物語』で、二位が『Dクラッカーズ』と『銀盤カレイドスコープ』か。

 それでは、一週間以内に。