雲上私記

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1984 | 08 |
2004 | 05 | 06 | 07 |
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2004-06-09

 今日は上位十作の話を。

[]第四回「このライトノベルがすごい!がすごい」 13:27

 トップテンの中で今なお未読なのは、九位にランクインしている『銀盤カレイドスコープ』のみ。そこで今日はこの作品を除く十一作についてあれこれと主観的に語ってみよう。

秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』電撃hpにて連載された短編連作集。秋山瑞人というのは元々、電撃文庫の川上稔や古橋秀之と同じく、熱狂的なコアなファンを持つ作者だったのだけれど、この作品で一躍有名になった気がする。セカイ系のひとつに加えられたり、こつえーこと駒都えーじがイラストを担当したり。2003年を代表するライトノベルと言ってもいいのではないだろうか。

高野和『七姫物語』割愛。

おかゆまさき『撲殺天使ドクロちゃん』電撃hp誌上で高畑京一郎が落とした分を埋めるために投入され、電撃hp小説短編賞応募作品。インタビューその他より作者がわりと真面目な人間だと知られているが、作品は電波。

川上稔『終わりのクロニクル 』世界観のみを共有する都市シリーズをデビュー以来書き続けていたが、このたび萌えなイラストと分かりやすいストーリィ&展開で新シリーズを始めることに。分かりやすくない上に、ひたすら分厚いけど。

冲方丁『マルドゥック・スクランブル』冲方先生の本領発揮。満を持しての登場、ライトノベルに限らず2003年のトップテンに入っていても不思議でない。

西尾維新『きみとぼくの壊れた世界』脱格系、ジャンルX、きみとぼく本格、壊れた世界、セカイ系、それらをまとめあげて一つの作品に注ぎ込んだ労作。萌えもあるし、研究目的としても面白い。

成田良悟『バッカーノ!』映画風に切り替わる視点、意外な真相。エンターテイメントを意識しており、作者がやや電波。

西尾維新『ヒトクイマジカル』カバーが秀逸。

川上稔『終わりのクロニクル』割愛。

あざの耕平『Dクラッカーズ』ジャンキーがわらわら出てくるアクション小説。最終巻一歩手前およびそのもう一歩手前の盛り上がりは、ありえないほど。

谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』角川スニーカー大賞、久々の大賞受賞作。イラストレイタ、いとうのいじ。

 まあ、多分に主観的ですが軽く流してみました。どの作品も、質も量も申し分ないし、話題性もあったしあるし、この中に入っている作品は読んでもいいんじゃないでしょうか。

 続きは一週間以内に。

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